
こんにちは、キクです。
本記事は、僕が今日(2025年8月28日)の朝時点で気になった「最近のIT関連ニュース記事」について、ざっくり要約して書いていきます。
本記事の内容
記事1:マクニカ、「NVIDIA Jetson T5000モジュール」「NVIDIA Jetson AGX Thor開発者キット」の取り扱いを開始
マクニカは、NVIDIAの次世代AIモジュールであるJetson T5000およびAGX Thor開発者キットの取り扱いを開始した
ヒューマノイドロボットや生成AIの実装を見据えた新たなソリューションとして注目される
取り扱い開始製品と用途
NVIDIAの最新Jetson製品を扱うことで、先端AI用途に向けた展開を強化する
- 対象製品は「Jetson T5000モジュール」と「Jetson AGX Thor開発者キット」
- 新世代ヒューマノイドロボット駆動向けに設計されたAIプラットフォーム
- VLA(Vision Language Action)やVLM(視覚言語モデル)、LLM(大規模言語モデル)に対応
Jetson T5000モジュールの特徴
高性能かつ小型で、多様な物理AIアプリケーションに活用可能
- 最大2070TFLOPSのAI演算性能
- 128GBメモリを搭載したコンパクトな設計
- Jetson AGX Orin比で7.5倍のAI性能
- ヒューマノイドロボット、医療システム、自律マシンなどに適応
Jetson AGX Thor開発者キットの特徴
省電力かつ高性能なロボティクス向けプラットフォームを提供する
- 4×25GbEのQSFPスロットを含む豊富なI/O
- 5GbE RJ45、USBポートも搭載
- 高速センサーフュージョンとリアルタイム処理に適する
マクニカの支援体制
製品の導入から活用まで一貫して技術支援を提供する
- NVIDIA製品に精通した技術者が導入支援を実施
- 量産組み込みや推論環境導入を見据えた顧客に対応
- 開発支援ソフトウェアの活用まで含めて支援
おわりに
マクニカは、Jetson Thorシリーズの取り扱いを通じて、高度なAI処理を必要とする産業分野への支援を強化している
ハードウェアだけでなく、導入・開発の両面から顧客を支援する姿勢が明確に打ち出されている
用語メモ
Jetson T5000
NVIDIAの高性能組み込みAIモジュールで、Blackwellアーキテクチャ採用
Jetson AGX Thor
Jetson T5000などを含む開発者向けパッケージ製品
VLA(Vision Language Action)
視覚・言語・行動を統合したAIモデル
VLM(Vision Language Model)
視覚と言語を同時に処理するAI
QSFP
高速通信に用いられる光モジュール規格(25GbE×4で100Gbpsに対応)
マクニカ、「NVIDIA Jetson T5000モジュール」「NVIDIA Jetson AGX Thor開発者キット」の取り扱いを開始
記事2:Jパワーと日立製作所、インフラ維持企業向けのAIデータセンター構築で共同検討へ
Jパワーと日立製作所は、電力・水道などの社会インフラ事業者向けに、高セキュリティなAIデータセンターの構築を共同で検討していく覚書を締結した
背景と狙い
社会インフラ事業者におけるAI活用ニーズの高まりを受け、安定かつ安全な基盤提供を目指す
- 社会インフラは安全性と機密性が特に重視される分野
- 少子高齢化に伴い、生産性向上を目的としたAI導入が急務
- 高セキュリティなデータセンターの必要性が高まっている
両社の役割と強み
Jパワーと日立の技術と実績を組み合わせて共同で構想を推進する
- Jパワーは全国にカーボンニュートラル電源を展開
- 日立はデータセンターの運用や制御技術に強みを持つ
- 両社の知見を活かし、AI活用法を共同で検証
検討内容
生成AIの学習や推論に最適化された、安全性の高いDC構成が想定されている
- 生成AIモデル構築向けに、学習用と推論用のDCを分散
- 社会インフラ特有の機密データを守るプライベートクラウド構築
- 持続可能性も見据えた構成を検討
おわりに
Jパワーと日立製作所は、社会インフラを支える企業の課題に対応するため、セキュアかつ高性能なAIデータセンターの実現を共同で模索している
電力とIT双方の専門性を活かし、日本のインフラ基盤強化につなげる構えである
用語メモ
Jパワー(電源開発)
電力会社
全国に再生可能エネルギー等の発電施設を保有
日立製作所
IT・制御・産業機器に強みを持つ大手電機メーカー
プライベートクラウド
特定の組織向けに閉じたクラウド環境
セキュリティ性が高い
学習用/推論用DC
AIモデルの構築段階(学習)と運用段階(推論)を分けた構成
Jパワーと日立製作所、インフラ維持企業向けのAIデータセンター構築で共同検討へ
記事3:生成AI時代を支えるWi-Fi 7:アライドテレシスが追求する「信頼性の高いWi-Fi」と統合管理の優位性
Wi‑Fi 7対応の法人向けアクセスポイントが来月発売される
アライドテレシスは信頼性の高い無線通信と統合管理機能に注力し、生成AIやハイブリッドワークに最適化されたWi‑Fi環境を提案している
Wi‑Fi 7の主要な特長
Wi‑Fi 7は、高速・大容量化、リアルタイム通信対応、高密度通信を可能にする技術である
- 6GHz帯対応および複数帯域を束ねるMLO(Multi‑Link Operation)により、高速性と信頼性を両立
- Preamble Puncturingにより、干渉が多い周波数帯を除いて効率的に通信可能
- Multi‑RUで多様なパケットサイズ対応し、遅延の抑制と伝送効率向上に寄与
法人向け製品投入と市場特性
アライドテレシスは、企業ニーズに応える製品を段階的に展開している
- 2025年9月に4×4 MU‑MIMO対応「AT‑TQ7613」を発売予定
- 2026年夏には2×2構成のコスパ重視モデルも投入予定
- 法人製品は、MLOの実装確定とIEEE認定制度確定を待って投入される傾向にある
アライドテレシスの管理ソリューションの強み
「AMF Plus」や「AT‑Vista Manager EX」による統合管理で運用効率を強化する
- MLOの利用状況や帯域の状態を直感的に見える化
- 端末名、種類、IP/通信状況を視覚的に把握可能
- ヒートマップで電波の快適度を現場単位で可視化
- Giga有線・無線を連携させたトラブル原因分析を一元化
多様な導入支援と展開戦略
アライドテレシスは製品提供だけでなく、導入・構築・運用までを包括的に支援している
- 全国拠点のSEによる導入/運用支援を提供
- 移行時には既存ケーブル活用(mGig)や多段階導入プランを提案可能
- OpenRoamingや導入履歴追跡機能など、現場に即した工夫を多数実装
ユースケース別の適用場面
Wi‑Fi 7は各業界の具体的なニーズに応え、導入効果を確保する
- 企業では生成AI活用に対応する事務効率化に寄与
- 医療ではセキュリティと信頼性の強化に貢献
- 公共では混雑下でも多数端末の安定接続を実現(OpenRoaming活用含む)
- 文教では授業中の動画配信や提出増加時の遅延緩和に効果発揮
おわりに
アライドテレシスのWi‑Fi 7対応アクセスポイントは、高速・信頼・密度を実現する先進技術を採用しつつ、ネットワーク管理の統合性と支援体制の強さを兼ね備えている
生成AIや多様なアプリケーションへの対応に求められる新しいインフラの要件を満たす提案として、注目に値する存在である
用語メモ
MLO(Multi‑Link Operation)
複数の帯域/電波を同時使用または切替し、通信の高速性と信頼性を向上させる技術
Preamble Puncturing
干渉が多い帯域を除いて通信することで、周波数資源を効率的に利用する手法
Multi‑RU
複数リソースユニットを1ユーザーで割り当て、多様なパケットに柔軟に対応する仕組み
AMF Plus / AT‑Vista Manager EX
アライドテレシスのネットワーク統合管理ソフト(NMS)
OpenRoaming
一度認証すれば複数Wi‑Fiアクセスポイント間で自動接続可能な技術
mGig
既存ケーブル(CAT5eなど)を活かせる2.5G/5G/10G対応スイッチ技術
生成AI時代を支えるWi-Fi 7:アライドテレシスが追求する「信頼性の高いWi-Fi」と統合管理の優位性
記事4:GPUをスパコン「富岳」に採用する5つのメリット
スーパーコンピュータ「富岳」がGPUを採用する方針を打ち出した
世界のスパコンはGPU搭載が一般的となる中、性能向上や新技術対応を目的とした戦略転換として注目されている
背景とGPU採用の意義
「富岳NEXT」ではNVIDIA製GPUを導入することで、演算性能と柔軟性を両立した次世代スパコンを目指す
- 現行の富岳はトップ10の中で唯一GPU非搭載のスパコンだった
- 理研とNVIDIAが合意し、GPU導入による性能改善へ
- CPUは富士通が引き続き担当するArmベースのSoCを使用予定
メリット1:数値演算による高速シミュレーション
積和演算に強いGPUにより、複雑な物理現象の計算を短時間で処理できる
- 偏微分方程式などを数値化するシミュレーションに最適
- 流体力学のような演算負荷の高い分野でも高性能を発揮
- ナビア・ストークス方程式のような計算にも対応
メリット2:可視化による直感的理解
膨大な演算結果を視覚的に表現することで、分かりやすく伝達できる
- シミュレーション結果をリアルタイムで3D表示可能
- 災害予測などの社会的用途での訴求力向上
- GPUの高い描画性能を活かして映像表現も対応
メリット3:写実性の高い画像生成
レイ・トレーシング技術との組み合わせにより、極めて高精度なビジュアルを生成可能
- 反射や光源まで再現するリアルな画像が生成できる
- 大規模演算をリアルタイム処理できるようになったのは2018年以降
- シミュレーション結果の再現性を高める
メリット4:AIモデルの学習と推論にも活用可能
ニューラルネットワークの学習・推論に必要な並列演算処理がGPUに適している
- CUDAにより開発者が効率的にGPUを活用できる
- AI分野との親和性が高く、用途の幅が広がる
- NVIDIAはGPU間通信に必要なスイッチチップも保有
メリット5:将来的な性能向上の柔軟性
GPUは世代交代が頻繁であり、システム全体を作り直さずとも性能向上が可能
- 最新GPUへの置き換えで消費電力や性能を最適化
- NVIDIAやAMDとの連携が長期的な価値を生む
- アーキテクチャを維持しつつ進化できる構成
おわりに
富岳にGPUを導入する決定は、演算性能の向上だけでなく、AI対応や可視化技術の進展、長期的なアップグレード性をも視野に入れた戦略的な一手である
将来的にはスーパーコンピュータの用途をエッジ側まで広げることで、経済性や雇用創出にもつながる可能性を秘めている
用語メモ
GPU(Graphics Processing Unit)
画像処理に特化した演算装置で、並列計算にも優れる
CUDA(Compute Unified Device Architecture)
NVIDIAが提供するGPU向け並列コンピューティングプラットフォーム
レイ・トレーシング
光の経路を計算することで、リアルな画像を生成する技術
ナビア・ストークス方程式
流体力学で使われる非線形偏微分方程式
積和演算
乗算と加算を同時に行う演算で、AI・物理演算で頻繁に使われる
エッジスパコン
小規模でも高性能な計算が可能な、末端向けのスパコン展開構想
記事5:エヌビディアの決算が近づき、ビットコイントレーダーは相関性に注目
エヌビディアの決算発表が迫る中、ビットコイントレーダーの間でその株価動向と暗号資産市場との相関性に注目が集まっている
過去の実績を踏まえ、今回も価格変動への影響が予想される
注目の背景
過去の決算とビットコインの価格上昇との相関が再び話題となっている
- エヌビディアは米国市場で時価総額最大(約638兆円)の企業
- 2023年以降の10回の決算中、7回でBTC価格が上昇
- SNS上でも相関性に関する投稿が拡散されている
今回の決算予想
アナリストは今四半期の堅調な業績を見込んでいる
- 売上高は462億ドル(約6兆6990億円)と予測
- 調整後EPSは1.01ドル(約145円)を見込む
- 業績の強さがビットコイン価格にも影響を与える可能性
オプション市場の反応
市場はある程度の価格変動を織り込んでおり、ボラティリティは抑えめである
- 決算後に株価が6.1%変動することを想定
- これは時価総額ベースで約39兆円に相当
- 2023年5月以来で最小の変動予想とされている
株価の現状
エヌビディアの株価は上昇傾向が続いており、市場の期待が示唆される
- 年初来で30%、過去1年で41%の上昇
- 決算直前の27日には小幅な下落を記録
- 短期的な調整の可能性も考慮される
おわりに
エヌビディアの決算は、同社株だけでなくビットコイン市場にとっても注目すべきイベントである
過去の相関性を踏まえると、投資家の注視が今後の価格形成に影響を及ぼす可能性がある
用語メモ
エヌビディア(NVIDIA)
GPUを中心とした半導体設計で知られる米国の大手企業
ビットコイン(BTC)
暗号資産の代表格であり、価格は市場心理に影響されやすい
調整後EPS(Adjusted Earnings Per Share)
一時的な要因を除外した1株当たりの利益
オプション市場
将来の価格変動に備えた金融派生商品が取引される市場
時価総額
企業の株式価値の総額で、株価と発行株数の積によって算出される
エヌビディアの決算が近づき、ビットコイントレーダーは相関性に注目