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こんにちは、キクです。
最近リモートワークで使用するPCモニターを新調して、日々の仕事がこれまで以上にやりやすくなりました。
本記事では、PCモニターに関する基礎情報と「Dell S2722DC」の使用レビューについて書いていこうと思います。
本記事の内容
それでは、よろしくお願いします。
はじめに
冒頭でも少し触れましたが、僕は最近PCモニターを新調しました。
それが今回ご紹介するDellの「S2722DC」というモニターです。
PCモニターを購入しようと思ったきっかけは、出先で27インチモニターを使った際に「めっちゃ作業しやすい!」と感じる場面があったんですよね。
これまでは同じくDellの「P2419H」という24インチのモニターを利用していたのですが、あの27インチの感動からの誘惑に負けて買ってしまいました・・・笑。
いくつかモニターを探してみたのですが、最終的には使い勝手の分かっているDell製品にした形になります。
本記事の構成
本記事についてですが、大きく以下の2パート構成になります。
- PCモニターの基礎知識調査
- Dell S2722DC
パート1については、S2722DCの購入をきっかけに「もっとPCモニターについて詳しくなりたい」と感じたからです。
そのため、「そんなの知っているから不要」という方はパート2まで読み飛ばしてもらって大丈夫です!
PCモニターの基礎知識
本項では、PCモニターを選ぶ上で大切な以下の要素について触れていきます。
- 解像度
- リフレッシュレート
- 応答速度
- アスペクト比
- 液晶タイプ
解像度
PCモニターに映し出される映像は、ひとつの面で構成されているように見えますが、実際には小さな四角(ピクセル)の集合体によってひとつの画像/映像として映し出されています。
古いゲームなどをイメージすると分かりやすいですが、ピクセル数が少ないほど画像は粗く、動きもカクカクした感じになります。
一方でピクセル数が多いほど表示される画像やテキストは鮮明で滑らかになります。
一般的な解像度の種類としては次のようなものがあります。
1. フルHD(1920×1080)
以前に比べて次の「4K」もかなり普及してきた印象ですが、それでもまだまだ多くのモニターでは「フルHD」で利用されることが多いかと思います。
フルHDは日常的な作業やゲーム、ちょっとした映画鑑賞などに適した解像度です。
カッコ内に記載の「1980×1080」という数字は、それぞれ「横方向」と「縦方向」に含まれるピクセル数になります。
つまりフルHDでは、横一列で1920個、縦一列で1080個のピクセルで構成されているということになります。
2. QHD(2560×1440)
Quad HDの略で、フルHDよりもさらに高精細な画像やテキストの表示が可能です。
フルHDよりも高解像度であり、次の4Kよりも負荷が小さいことから、バランスよく適度なパフォーマンスで美しい映像が楽しめます。
3. 4K(3840×2160)
フルHDの項にてカッコ内の数字がピクセル数だということに触れましたが、4Kは1列あたりのピクセル数がフルHDの2倍であることが分かります。
同じ映像を映し出す際に、4Kでは4倍(縦2倍, 横2倍)のピクセル数で表現できるわけですから、映像が綺麗に映し出されるのは容易に想像できるのではないでしょうか。
そのため、4Kでは非常に高精細な映像を楽しむことができ、写真/動画編集や高品質なゲームなどに適した解像度といえます。
4. 5K(5120×2880) / 8K(7680×4320)
上記3つよりもさらに高解像度なのが「5K」や「8K」になります。
非常に高解像度であり、プロフェッショナルな用途や最新鋭のコンテンツなどに適していますが、まだ普及度はそこまで高くないのが現状です。
リフレッシュレート
リフレッシュレートとは、モニターが1秒間に何回画面を更新できるかを表す数字(単位:Hz)です。
この値が高いほど、動きのある映像を滑らかに映し出すことが可能になります。
主なリフレッシュレートには次のようなものがあります。
1. 60Hz
一般的なリフレッシュレードであり、通常の作業や映画鑑賞などには十分
2. 144Hz
ゲーミングモニターでよく見受けられるリフレッシュノート
動きの速いゲームにおいても滑らかな映像を提供可能
3. 240Hz以上
プロのゲーマーなど最高品質な滑らかさが求められるようなケースで利用されることが多い
応答速度
応答速度とは、モニターが新しい映像を表示するまでの時間(単位:ミリ秒)です。
この値が大きいほど、動きの速い映像などにおいて「残像」が少なくなる。
主な応答速度には次のようなものがあります。
1. 5ミリ秒以上
通常の使用には十分だが、動きの速い映像の出力においては残像が発生することがある
2. 1ミリ秒
ゲーミングモニターでは一般的な値
動きの速い映像の出力においても残像が少ない
アスペクト比
アスペクト比とは、モニターの縦方向と横方向の比率を表します。
一般的なアスペクト比としては次のようなものがあります。
1. 16:9
現在の標準的な比率
通常のデスクトップ作業やゲーム、映画鑑賞などに適している
2. 21:9
ウルトラワイドモニターで利用される比率
広い作業スペースが必要な場合や、映画鑑賞での没入感を高めたいといった用途などで効果的
3. 32:9
スーパーウルトラワイドモニターと呼ばれる分類のモニターで利用される比率
マルチタスク作業や非常に広い視野角が必要なゲーミング用途などで効果的
液晶タイプ
液晶タイプは、画質や視野角、応答速度などに影響を与える要素となります。
主な種類としては次のようなものが挙げられます。
1. IPS(In-Plane Switching)
広い視野角と優れた色再現性が特徴
映像制作や写真編集、デザイン系の分野に向いている
2. TN(Twisted Nematic)
応答速度が早く、ゲーミング用途に向いている
一方で、視野角が狭く、色再現性がやや劣る
3. VA(Vertical Alignment)
高いコントラスト比と高い色再現性を持ち、一般用途や映画鑑賞に向いている
応答速度はやや遅め
Dell S2722DC 使用レビュー
製品紹介
Dell S2722DCの基本情報は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | Dell S2722DC |
画面サイズ | 27インチ |
解像度 | QHD(2560×1440) |
リフレッシュレート | 75Hz |
アスペクト比 | 16:9 |
応答速度 | 4ミリ秒 |
液晶タイプ | IPS |
接続端子 | HDMI × 2 USB Type-C(65W給電) × 1 USB 3.2 × 2 オーディオラインアウト × 1 |
内蔵スピーカー | あり |
使用レビュー
実際にモニターを使ってみての感想ですが、まず思ったのがワンサイズ「24インチ -> 27インチ」に上げて良かったなということです。
本製品(S2722DC)に限らずですが、解像度は製品が可能な範囲で設定可能で、主に仕事用途で使っている僕は「QHD(2560×1440)」に設定しています。
物理的に画面サイズを大きくしたことと、QHD対応のモニターとしたことで、ひとつの画面で表示できる情報量が非常に増えて生産性UPにも繋がりました。
以下は同じ画面サイズで解像度を変更した際の比較ですが、解像度を上げた「QHD」の方がたくさんの情報が表示されているのが分かります。
27インチというサイズ感についてですが、作業机が広いとは言えない環境(奥行き58cm)ながらも「近すぎるな」とか「見にくいな」とは感じていません。
おそらく32インチなどもうワンサイズ大きくしたら見にくくなると思うので、ちょうどいいサイズなのかなと思っています。
また、画質や滑らかさについてですが、通常利用している範囲では特に違和感・不快感はなく満足しています。
音質がすごくいいわけではないですがスピーカー内蔵も内蔵しているので、動画視聴などもこれ一枚で楽しむことができるのは嬉しいですね。
以前使っていたのモニター(Dell P2419H)にはスピーカーが付いていなかったので、内蔵しているだけでも個人的にはありがたい。
お気に入りポイント
本製品(S2722DC)を購入する上での決め手のひとつにもなったのが、USB Type-C(65W給電)ケーブル1本で映像出力とPC充電ができるというところ。
放っておくと何かと増えてしまう机周りのケーブル配線ですが、その問題を緩和してくれるので非常に助かってます。
また、以前使っていたモニターに引き続いてですが、高さ調整 / 向き調整 / 回転などさまざまな方向に画面を動かすことができるのもお気に入りポイント。
モニターの上に棚があったり、モニターの下に物を置きたいなど作業環境に物理的な制約があるような場合には、調整可能なモニターだと何かと都合が良かったりしますよね。
僕もその恩恵を受けています。
いまいちポイント
モニターとしては十分満足しているのですが、接続端子の配置については「もう一声」という感想です。
端子のほとんどがモニター背面の中央下部に集約されているので、壁際に設置して使っている僕にとってはケーブル接続がなかなか面倒です。
とはいえ、先にケーブルを接続しておくとか、拡張系ガジェットなどを別途利用するなど対応策はあると思うのでそれほど大きな問題ではありません。
まとめ
今回はDellの27インチモニター「S2722DC」についてご紹介しましたが、実際に使ってみて非常に満足しています。
購入を検討しているときは、本製品以上にリーズナブルなものも結構候補に入っていたのですが、「安かろう・悪かろう」で後悔したくなかったという思いもありました。
Dellというネームバリューからの安心感もありますが、モニターとしてもバランスの良い製品だと思います。
「生産性を上げたい」とか「もう少し大きいモニターが欲しい」という方は、候補のひとつに含めて損はないかなと思います!
本記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは!