【情報収集】ITネタほぼ日収集録#14

こんにちは、キクです。

本記事は、僕が今日(2025年7月23日)の朝時点で気になった「最近のIT関連ニュース記事」について、ざっくり整理していきます。

注意事項

要約ミスにより一部事実と異なる情報が含まれる場合があります。

本記事を書くことは僕自身が情報収集を習慣化するという目的も兼ねており、各記事の関連性や正確性を保証するものではない点についてご了承ください。

記事1:DM三井製糖、生成AI活用基盤に「Alli LLM App Market」を採用

DM三井製糖が全社的な生成AI活用のため、安全で柔軟なプラットフォーム「Alli LLM App Market」を採用した

導入の背景と課題

業務効率化を目指しつつ、導入・運用面でのハードルも考慮された

  • 業務工数削減と生産性向上のため生成AIの活用を検討
  • 導入や運用支援を一部門で担うにはリソースが不足
  • 従業員間のAI理解度の差が懸念材料となっていた
「Alli LLM App Market」を選定した理由

操作性・セキュリティ・管理機能の三点が導入の決め手となった

  • ITリテラシーを問わず使えるアプリが100種類以上
  • RAG対応、閲覧権限、IP制限などの高度なセキュリティ
  • 利用状況ダッシュボードや会話履歴などの管理機能も標準搭載
  • 環境構築不要で即利用可能な点も評価
コストとサポート体制

費用対効果と導入支援体制の充実も重要な選定要因であった

  • 初期費用30万円、月額30万円からと高いコストパフォーマンス
  • トライアル時から丁寧なレクチャーが提供される
  • 状況に応じた柔軟なサポート体制を評価
まとめ

DM三井製糖は、全社的な生成AI活用のために「Alli LLM App Market」を導入した

リテラシーの差やセキュリティの課題を克服し、効率的な導入・運用を可能にする仕組みが評価された

今後も企業全体での生成AI活用が進展することが期待される

用語メモ

デジタルリテラシー

ITやデジタル技術の理解・活用能力

Alli LLM App Market

Allganize社が提供する企業向け生成AI活用基盤

RAG(検索拡張生成)

検索と生成AIを組み合わせた情報生成方式

記事2:スズキ、データ活用基盤に「Denodo」を導入--データ仮想化で部門間連携を強化

スズキはデータ活用の全社展開に向けて、部門間の連携強化と効率化を目的に「Denodo」を導入した

導入の背景と課題

部門ごとのデータ分断が、迅速な意思決定を妨げていた

  • 100年に一度の変革期を迎え、柔軟な対応力と迅速な判断が必要
  • 社内システムが縦割りで構築され、データがサイロ化
  • データ取得に時間と手間がかかり、鮮度や正確性にも課題
データ仮想化による解決

データ仮想化技術で物理的な移動なしにリアルタイム活用を可能に

  • Denodoを導入し、データをリアルタイムに統合的に利用
  • エンジニア以外の一般ユーザーも直接活用できる仕様が評価された
  • 導入支援にはジールが参画
導入効果とDX推

導入により取得から分析までの時間を大幅に短縮

  • 従来は取得に10営業日必要だったデータが、即時利用可能に
  • 役員・本部長向けにIT研修を実施し、意識変革を促進
  • 「自らデータを使いこなす」という姿勢が組織に浸透
今後の展望

AI機能の導入でデータ活用の民主化をさらに推進

  • 最新版「Denodo V9 Enterprise Plus」へのアップグレードを完了
  • 自然言語クエリーやRAGなどのAI機能を搭載
  • 今後は全社員が主体的にデータを扱う環境の整備を加速
まとめ

スズキは「Denodo」の導入により、部門を超えたデータ活用基盤を構築した

即時性とユーザー主体の活用環境を整え、AIの活用も視野に入れた柔軟で持続可能なDXを推進している

用語メモ

データサイロ

部門ごとにデータが隔離され、共有できない状態

データ仮想化

元の場所にあるデータを論理的に統合し、即座に利用できる技術

Denodo

Denodo Technologies社のデータ仮想化ソリューション

記事3:BIND 9.20.x に脆弱性、DNS サービスを停止させられる可能性

BINDの一部バージョンに脆弱性が発見され、条件次第ではDNSサービスが停止する恐れがある

JPRSは迅速な対処を呼びかけている

BIND 9.20.xに脆弱性

特定の条件下でnamedが異常終了する不具合が判明した

  • 影響を受けるバージョンは9.20.0~9.20.10
  • serve-stale機能に不具合がある
  • 以下3つの条件をすべて満たすとnamedがクラッシュする
  1. serve-staleが有効(デフォルトは無効)
  2. stale-answer-client-timeoutが0に設定されている(デフォルトはoff)
  3. 特定のCNAMEチェーンに遭遇する
想定される影響

DNSサービスの停止を外部攻撃者が引き起こす可能性がある

  • namedの異常終了によりサービスが落ちる
  • 脆弱性を突かれると、ネットワーク全体に影響が及ぶ恐れもある
対応方法

パッチ適用または各ディストリビューションの更新を推奨

  • バージョン9.20.11で本脆弱性は修正済み
  • JPRSは早急なアップデートを呼びかけている
まとめ

serve-stale機能の不具合により、特定条件下でBINDがクラッシュする可能性があり、DNSサービスに重大な影響を及ぼす

バージョン9.20.11への更新で対処可能であり、関係者は早急な対応が求められる

用語メモ

BIND(Berkeley Internet Name Domain)

広く利用されているDNSサーバソフトウェア

named

BINDに含まれるDNSサーバの実行プロセス名

serve-stale

問い合わせ先が無応答のとき、古い情報を返す機能

CNAME(Canonical Name)

別名を正引きするためのDNSレコード形式

記事4:「Ubuntu」を手放せない--20年来のユーザーが挙げる6つの魅力

Ubuntuは登場から20年にわたり進化を続け、多くのユーザーに支持されてきた

特に筆者はRed Hatから乗り換えたことで、その魅力を実感している

信頼性の高いアップデート

アップグレードでトラブルが起きたのは20年以上で1回のみ

  • 安定したアップデートが可能
  • マイナー/メジャーアップグレードの信頼性が高い
  • クリーンインストールの必要性はほぼない
インストールのしやすさ

Ubuntuはインストーラーの使いやすさでも評価が高い

  • 初めてのユーザーでもスムーズに導入可能
  • 美しいUIで現代的な印象を与える
  • インストール失敗の経験がほとんどない
ハードウェア対応の広さ

接続した機器が自動で認識されやすい

  • 内蔵/外部デバイスの認識率が高い
  • Ubuntu向けドライバーを優先的に開発するメーカーも多い
  • Fedoraより新機種対応は遅れることもあるが、総合力で優れる
豊富なソフトウェア

Ubuntuはソフトウェア資産の面でも有利

  • Snap対応によりインストール可能なアプリが多い
  • FlatpakやAppImageにも対応可能
  • サードパーティー製アプリはUbuntu版が主流
巨大なコミュニティー

利用者・開発者ともに多く、支援体制が充実

  • 各種フォーラムやユーザーグループが豊富
  • Ubuntu派生ディストリビューション間でも互換性あり
  • 開発活動も活発に継続中
一般ユーザー向けの設計

専門的な知識がなくても扱いやすいOS

  • 平均的ユーザーを意識したデスクトップ設計
  • 使いやすく、導入後すぐに操作可能
  • Windowsからの移行にも適している
まとめ

Ubuntuは安定性、簡便さ、互換性、サポート体制といった多くの面で優れており、長年使い続けられている理由が明確である

特に一般ユーザー向けに配慮された設計と豊富なコミュニティが、ユーザー離れを防ぐ大きな要因となっている

用語メモ

Red Hat Linux

Fedoraの前身にあたるLinuxディストリビューション

Snap

Ubuntuが採用するソフトウェア配布方式の1つ

Flatpak/AppImage

他の汎用的なLinuxアプリ配布形式

記事5:OpenAI、Oracleと4.5GWのAIデータセンター開発で合意 Stargate計画の一環

OpenAIがOracleと合意し、AIデータセンター構想「Stargate」がさらに拡大している

OpenAIとOracleの提携内容

両社は米国内でAI向けデータセンター容量を4.5GW分追加開発することで合意した

  • Stargateプロジェクトの一環として実施
  • これにより、総容量は5GWを超える見込み
  • 合計で200万個以上のAIチップを稼働可能にする
Stargate Iの状況と拠点

テキサス州アビリーンのStargate Iはすでに一部稼働している

  • OpenAIが直接利用中
  • 既存設備との連携により、拡張がスムーズに進んでいる
ソフトバンクとの連携も進行中

OpenAIはStargateに関連して、ソフトバンクグループとも連携している

  • 現地調査を迅速に進行
  • 高度なAIに対応するデータセンター設計を再構築
契約規模と背景

Oracleとの契約金額は非公開だが、報道では300億ドル規模とされている

  • Wall Street Journalが報道
  • OpenAIが締結した年間契約とみられている
まとめ

OpenAIはOracleやソフトバンクなどと連携し、Stargate構想に基づいたAIインフラの構築を加速している

5GW超という前例のない規模のデータセンター開発が、今後のAI処理能力の飛躍的拡大を支えると期待されている

用語メモ

Stargate

OpenAIが推進する超大規模AIデータセンター計画

GW(ギガワット)

電力設備の規模を示す単位

1GWは10億ワット

Oracle

アメリカの大手IT企業

クラウド基盤も展開

ソフトバンクグループ

日本の大手通信・投資企業

Wall Street Journal

米国の有力経済紙

記事6:文章は“AIと共に”執筆する時代に――「Claude 4」を活用することで変わりつつある執筆術

文章生成AI「Claude 4」は、ライターにとって協働パートナーとなりつつある

この記事では、筆者がClaude 4を使って得られた利点や課題、そして活用方法について紹介している

Claude 4がもたらす3つの進化

Claude 4の進化によって、文章生成AIは“道具”から“創造的パートナー”へと変化している

  • 実行可能なコードを生成し、指示に応じて的確に修正も可能
  • 文章の生成精度が向上し、論理構成やニュアンスの表現にも対応
  • 会話を通じて専門性を高め、より深い洞察を提示可能
相談相手としてのAI、だが限界も

Claude 4は優秀だが、完全に任せることはできない

  • 生成文章に「書き手の意図」や「感情」は反映されづらい
  • トークンやセッション処理量に制限があり、長時間の作業には不向きな場合もある
  • 文章の完成には人間の「センス」や「意志」が不可欠
Claude 4とNotebookLMの連携活用

筆者は取材資料の整理にNotebookLM、構成や文章生成にClaude 4を使っている

  • NotebookLMで音声や資料をまとめて整理
  • Claude 4に記事構成を与え、効率よく整った長文を生成
  • プロンプトで方向性を伝えることで、整合性のある文章が得られる
AIとの協働は必須スキルへ

文章生成AIの活用は、単なる利便性を超え「できなければ不利」という段階にある

  • 多言語資料の統合や、取材結果の整理を効率化
  • ビジネスの場でも実用的で、大きな生産性向上が可能
  • 最終的な文章の質は人間が担保する必要がある
まとめ

Claude 4は、文章執筆における“創造性の伴走者”として機能し始めている

AIを活用することで、情報整理や構成、視点の拡張などの負担を軽減できる

しかし、文章の価値や読者への伝達力は、あくまで人間の判断が担うべき領域であり、AIはそれを支える存在である

今後、文章作成にAIを用いることは当たり前のスキルとなっていくだろう

用語メモ

Claude 4

米Anthropic社が開発した生成AI

Opus 4やSonnet 4などのモデルを搭載

NotebookLM

Googleが提供する情報整理ツール

資料の関連性を構造化し、ハルシネーションが少ない出力が可能

トークン

AIが処理する単語や文字列の単位

使用量に応じて処理限界がある

セッション制限

一定時間内のAI利用回数やデータ量に対する制限

ハルシネーション

AIが誤った情報をあたかも正確であるかのように生成する現象

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